若手ライダーの登竜門として有名な「2025 YZ BLU CRU Cup SuperFinale(ブルークルーカップスーパーフィナーレ)」が、現地時間8月15日〜8月17日にスウェーデン・ウッデバラにて開催。今年はYZ125クラスに髙木碧が、YZ85クラスに江藤彪之介が日本代表として参戦する

画像1: 8/15〜17開催:2025 YZ BLU CRU Cup SuperFinale(ブルークルーカップスーパーフィナーレ)

開催日時:2025年8月15日~8月17日

決勝レース(現地時間/日本時間)
江藤彪之介出場 YZ85クラス:8月17日8:50am/15:50pm
髙木碧出場 YZ125クラス:8月17日9:50am/16:50pm

開催会場:スウェーデン・Uddevalla

事前情報:YZ125クラスエントリーリストYZ85クラスエントリーリストタイムスケジュール大会公式ページYZ BLU CRU公式ページ

リザルト:大会リザルトまとめページ
※各クラスの予選・決勝のリザルトはレース開始後随時追加予定

Youtube Live配信 ※8/12時点での配信予定
8月17日YouTubeライブ配信-YZ125クラス決勝

更新情報:
8月13日 事前情報記事]公開
8月8日 髙木碧×Technix vol2 YouTube 公開
8月7日 髙木碧×Technix vol1ポッドキャスト&記事 公開

日本代表の参戦は2度目。YZ  BLU CRU Cup SuperFinale

「YZ BLU CRU Cup(ブルークルーカップ)」とは、ヤマハが世界的に展開する若手ライダー育成プログラム「BLU CRU」の一環として行われる、ヤマハYZシリーズを使用したワンメイクレースのこと。YZ65・YZ85・YZ125のそれぞれを対象とした3つのクラスがあり、マシンの性能差をなくした同条件下で競い合うため、誰が一番YZを乗りこなせるのか、ライダーの技量が試される。

ブルークルーカップが国内選手権なのに対し、今回日本代表が参戦するスーパーフィナーレは各国の実力あるライダーが集まる世界大会だ。上位入賞者には世界へのステップアップをサポートする特典がついており、ジュニア・ユースライダーの登竜門として名高い。大会概要は以下の通りだ。

開催クラス(対象年齢)

YZ65クラス(8~11歳)
YZ85クラス(11~13歳)
YZ125クラス(13~16歳)
※各クラス40名が参戦。スーパーフィナーレに出場するライダーは各国内選手権での成績をもとに選ばれる

特典

・各クラス上位3名/ワイルドカード枠の2名入賞者:シーズン終了後に行われる「BLU CRUマスタークラスキャンプ」への招待
・125ccクラスから選ばれた1名:ヤマハのサポートチームから125ccEMXシリーズに参戦する権利を得ることができる

2025年はYZ125クラスに髙木碧(たかぎあおい)が、YZ85クラスに江藤彪之介(えとうとらのすけ)が出場する。

出場スケジュール

※日本との時差はマイナス7時間

コースレイアウト

画像: uddevallagp.com
uddevallagp.com

日本代表が初参戦した2024年を振り返る

日本では2024年に初めて全日本モトクロス選手権の併催クラスとして「YZ125 BLU CRU Cup」が開催された。2024年は全部で2戦行われ、どちらも髙木碧が優勝を飾り、その存在感を示した。

そして同年10月にイギリスで行われた「YZ BLU CRU Cup SuperFinale」に日本代表が初めて参戦。メンバーは、YZ65クラスに前原歩叶(まえはらあいと)、YZ85クラスに永澤匠真(ながさわしょうま)、YZ125クラスで髙木碧(たかぎあおい)の3名で、各国のライバルたちとバトルを繰り広げた。結果は前原が28位、永澤が6位、髙木が11位という順位でレースを終えている。

なお、Off1.jpでは日本代表が初めて出場した2024年大会を現地取材し、併催された「モトクロス・オブ・ネイションズ(MXoN)」と併せて速報レポートをあげている。当時のライブ配信もアーカイブとして残っているため、ぜひチェックしてほしい。

エントリーリストから見る今年の勢力図

YZ125クラス:髙木碧(ゼッケン57番)
YZ85クラス:江藤彪之介(ゼッケン83番)

画像1: エントリーリストから見る今年の勢力図
画像2: エントリーリストから見る今年の勢力図

YZ125クラスのエントリーリストを見ると、昨年とはメンバーが大きく変わり、新たな顔ぶれが多く見られる。昨年11位でレースを終えた髙木が、今年はどれほど順位を上げることができるのか注目だ。一方、YZ85クラスの参加者を見ると、2024年にYZ65クラスで優勝した#474ゴードン・ウィラード(Gordon Willads)や同じく2024年YZ65クラスで2位を獲得した#981ハイデッガー・モーリス(Heidegger Maurice)、さらに6位の#119レオ・ガイザー(Leo Gajser)、#426ニクソン・コピンズ(Nixon Coppins)など去年実力を示したライダーがマシンを乗り換え出場する。彼らが江藤のライバルとなるだろう。

日本代表に選ばれた2人、レースに向けた意気込み

江藤彪之介(YZ85クラス)

画像: 江藤彪之介(YZ85クラス)

福岡県出身の13歳。九州モトクロス選手権ジュニアクロスに出場している。2024年は怪我によりランキングを落としていたが、今年は第5戦終了時点で開幕戦のヒート2を除く全ヒートで優勝。他を寄せ付けない存在感を示している。スーパーフィナーレが初めての海外レースだという。

江藤:「選ばれた時はめちゃくちゃ驚きました。大会に向けて準備を進める中で、ジュニアクロスの決勝よりもレース時間が長いと聞いたので、ヒート練習の時間を増やしたりと練習方法も変えました。目標は3位以内です。海外で走るのは初めてですが、すごく楽しみです!」

髙木碧(YZ125クラス)

画像: 髙木碧(YZ125クラス)

髙木は埼玉県出身の15歳。関東モトクロス選手権ジュニアクロスで2022年から3年連続チャンピオンを獲得し名を馳せると、2024年にモトクロス全国大会ジュニアクロスで優勝を獲得。前日本モトクロス選手権IB OPENクラスへ特別昇格を果たした、注目の若手ライダーだ。2025年はIB OPENクラスで全8ヒート中3勝をあげており、第4戦終了時点でポイントランキングは4位につけている。250ccや450ccマシンで出場するライダーが多い中、YZ125で上位を争う唯一のライダーで、その実力はクラス内でも目を見張るものがある。

スーパーフィナーレは2度目の出場となる髙木にその意気込みを聞くと、去年の反省をもとにさらに高みを目指しているという。

「前回は初めてだったこともあり、みんなマシンはストックのまま、イコールコンディションで走るものだと思っていたのですが、他のチームはエンジンやサスペンション、マフラーなど全部持ってきて組み替えていて、チームジャパンだけノーマルの状態で挑みました。そこで学んだので、今回はマシンの準備を万端にしています。特にサスペンションはTechnixさんにサポートいただき、大会に向けてセッティングをしてきました。去年と比べてマシンにおける不安などはないですね。

今年が2回目の出場で、去年は11位でした。その時は同じクラスにリーバイ・タウンリーというライダーが出ていて、ニュージーランドのレースで1度勝ったことがあったので、ライバルとして意識していたし勝てると思っていたのですが、全然敵いませんでした。今年は去年いなかったライダーも多いのですが、6位以内を目指して頑張ります」

Technix×髙木碧 世界で戦えるサスセット作り

今回、大会に向けてTechnixが高木のサスペンションをサポートし、スペシャルサスペンションを開発した。Off1.jpではその開発の様子をPodcasts・YouTube・記事の3つのプラットフォームで発信している。どのようにセッティングをしていくのか、こちらもチェックしてほしい。

vol.1 好みの探り方

vol.2 ウッデバラを想定した広大なコースでテスト

画像: - YouTube youtu.be

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