FMX SHOW CASEが運営するイベント、ワダポリスジャムは新年一発目の一大イベントとして中部を中心に毎年大きな盛り上がりを見せている。近年ではCGCとコラボするようになり、新たなファン層も獲得し、FMXだけでなく広くオフロードファンに向けて見逃せないイベントに成長した。

満面の笑顔で漏れる心の声「ヤバイ」「死にそう」
ちゃれんじレース90、ぱにっくレース120

土曜日は朝からしとしと雨模様。そんな中でも大勢のライダーがCGC「ちゃれんじレース90」と「ぱにっくレース120」に集まった。簡単に言うと、ミニモト(CRF125Fなどのフルサイズじゃないオフロードバイク)およびビジバイ(カブやスクーターなど、オフロードバイク以外)でちょっとハードなエンデューロコースを走るレース。クラスは混走で、90も120も「なんでもアリ!」な感じがめちゃくちゃ楽しそう。

ミニモトとビジバイが入り混じった、カオスなスターティンググリッド。順番はもちろん、早い者勝ち。

レギュレーションとか、そんなことをうるさく言うレースではない。ライダーは思い思いのコスプレを楽しみ、雨の中泥だらけになってそれぞれが全力で走り、楽しんでいた。勝ち負けすらもあまり重要視されていないようで、大切なのは「いかに楽しんだか」。コスプレやマシンチョイスで観客を楽しませるのもあり。不向きなマシンで難しいセクションをクリアすることに達成感を得るのもあり。

これは、そういうレースなのだ。

ナイスパフォーマンス!!
あれ、ちょっと! これからレースなのにここでそんな体力使っちゃって大丈夫??

せっかく用意した禰豆子ちゃんを模したキャメルバッグ(!?)も、マディでぬいぐるみが汚れてしまうから、と封印。なんでもこのレースが終わったら、ぬいぐるみは娘さんに譲る約束になっているんだとか……。そりゃあ、汚せないや!

コース上にはこんなポップが貼ってあり、そのセクションを開拓した人が「悪そうな顔」でドヤ顔をしている。恨むならこの人を恨んでね! というシャレっ気がすごい。みんなむしろ感謝して押させてもらったはず。