THURSDAY / OPEN PRO SPORTS MOTO2
1周目15番手。しかし…どうにもスタートが決まらない

画像: 集団にまきこまれる、JS47下田丈

集団にまきこまれる、JS47下田丈

画像: 「荒れれば荒れるほど、得意」と下田が言うだけに、跳ね上げられるようなシチュエーションでも安心感がある。そして怪我もしないから成長率がいい。下田は、世界に名を連ねられる素質を持っていると言える

「荒れれば荒れるほど、得意」と下田が言うだけに、跳ね上げられるようなシチュエーションでも安心感がある。そして怪我もしないから成長率がいい。下田は、世界に名を連ねられる素質を持っていると言える

このヒート、またも下田はスタートをミステイク。15番手からの立ち上がりで、オープニングラップで10番手まで追い上げた。ライバルと言うべきジェット・ローレンスはきっかり前を引く体勢へ。250MX Proヒート2と、似た展開となる。下田は、やはり立ち上がりのペースを上げられず、なかなか前走車を刺せない序盤を強いられた。

画像: スタートが抜群にいい#30スウォルを、あっさり追い詰める#49ジェット・ローレンス。ロレッタリンのトップ2は、明らかに我らが下田丈と、このジェットだ

スタートが抜群にいい#30スウォルを、あっさり追い詰める#49ジェット・ローレンス。ロレッタリンのトップ2は、明らかに我らが下田丈と、このジェットだ

画像: スズキのエース#99コバッシュを捉える下田。目指すは、#49ジェット

スズキのエース#99コバッシュを捉える下田。目指すは、#49ジェット

3周目に最速ラップをたたき出して、逃げ切り必勝のジェットに対して、下田の分は悪い。中盤6番手まで上がる時には、ジェットとの差は13秒ほどまで拡大してしまっている。後半からは下田得意のスパートが決まって2番手集団をあっさりパス。

画像: 競技時間の少ないオープンプロでは、巻き返しも効かない。苦しい戦いが続く

競技時間の少ないオープンプロでは、巻き返しも効かない。苦しい戦いが続く

20分+2周のフォーマットだが、おそらくラスト2周が表示されるのが早かった。ジェットのタイムで、ファイナルラップのチェッカーが20分30秒あたりで振られているから、2周は短いのではないだろうか。追い上げ型の走り方を余儀なくされている下田には、この短縮がきつい。残念ながら、ジェットに残り10秒までおいついたところでフィニッシュとなってしまった。

画像: 納得のいくわけがない

納得のいくわけがない

画像: THURSDAY / OPEN PRO SPORTS MOTO2 1周目15番手。しかし…どうにもスタートが決まらない

近年、実力が拮抗し始めてからというものの、さらにスタートの成否がレースで重要視されつつある。下田の2日目に見せた強さはホンモノだったが、15番手でのたちあがりを許されるほど、ジェット・ローレンスは甘くはない。プロに転向すると、30分+2周を戦うことになるから追い上げ型の下田には有利だが…そもそもプロのオープニングラップからつながる2〜3周目のスパートは、とてつもないスピードだ。

画像: ヤニングは、各周のジェットと下田のタイムを書き出し、何が足りないかを説明する。とにかく、序盤だ。序盤のスピードを上げないことには…

ヤニングは、各周のジェットと下田のタイムを書き出し、何が足りないかを説明する。とにかく、序盤だ。序盤のスピードを上げないことには…

下田も、序盤のスピードが課題であることは重々承知だ。トレーナーのヤニングによれば、最初の3周でジェットに6秒4おいて行かれていると、分析されている。後半は、素晴らしい。序盤は、ダメだとヤニングははっきり下田に見える形で伝える。混戦が苦手なのではない。下田のパッシング能力が非常に高いことは、後半の2番手争いが証明している。序盤でラインを見極められないこと、あるいはスタートの成功確率が、現状の課題なのだ。

ポイント上、ジェットが圧倒的優位。このオープンプロをどうしても1位でフィニッシュしたかった。強大な敵ジェットは着実に1位を重ねていて、下田はこのオープンプロで2位になってしまったことから、自力優勝は難しくなってしまった。

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