あれは約3年前、2018年11月18日のことだった。群馬県日野カントリーオフロードランドで開催された日野ハードエンデューロ(G-NET2018最終戦)の、今ではもう使われていないG-NET最終セクション「Finish Hill」(現在の「ヤブ坂」の隣あたり)の頂上で、高橋博と山本礼人による壮絶なチャンピオン争いがあった。最後の坂を先に登った方がチャンピオンというシーンだ。結局、その戦いは高橋博が制し、2020年怪我により欠場するまで、高橋の黄金時代は続いた。

日野の山の秘めたるポテンシャル
全国から猛者が集まるワケ

土曜日、ミディアムクラスやミニモトクラスのレースが行われている中、日曜日のハード・G-NETクラスに出場するライダーたちは念入りにコースの下見を行った。ここ、日野カントリーオフロードは毎年、関東とは思えない広大な敷地を巧みに活かし、全国から集まるハードエンデューロライダーたちを大いに歓迎してくれる。その中でも今年は過去最長とも言われた。

画像: 今年の日野ハードのコースマップ

今年の日野ハードのコースマップ

この日野ハードエンデューロの何がすごいかと言うと、「一番難しいセクション」がほぼ毎年のように新設されることだと思う。最初は「ダートフリークヒル」や「V字沢」だったし、その後には「Finish Hill」が現れ、そして「ベータマウンテン」や「なめこ沢」「フラット林道」さらに近年では「壁」や「日野スタジアム」が文字通り立ち塞がっていた。(ダートフリークヒルの時代はまだG-NET戦ではなかったが)

そして恐ろしいことに、過去最難と思われる今大会では、これらのセクションをどれひとつ使っていないのだ。かろうじて形を変えながら長らく使われているのは「バンク・オブ・チキン」こと「BoCヒル」だろうか。そういえば今回は懐かしの「エンデュヒル」も姿を変えてお目見えした。

日野カントリーオフロードは毎週末にフリー走行の営業を行なっているが、今回レースで使われたほとんどのセクションは走行禁止だ。先に名前を挙げた過去のセクションも同様(一時期、ダートフリークヒルはフリー走行できたこともあるが)。

つまり、年に1回のレースのためだけにセクションを開拓してくれており、そしてそれは2度と使われないかもしれないのだ。そう考えると、いかに遠方からでも、参加しないわけにはいかないだろう。

画像: 日野の山の秘めたるポテンシャル 全国から猛者が集まるワケ

土曜日の夕方、そろそろ日が落ちて暗くなりそうな頃、長い下見を終えてパドックに帰ってきたロッシこと高橋博は「いや、今回ばかりはわかりません。一周できないかもしれない」と漏らした。

特に厳しいのはコース前半に待つ難易度☆4がつけられた「ワイヤーマウンテン」、そしてコース終盤に満を辞して登場する今回唯一☆5がつけられた「エムスリー」だ。

それでは、この二つのセクションでのドラマを交えつつ、レース展開をお伝えしていこう。

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