あれは約3年前、2018年11月18日のことだった。群馬県日野カントリーオフロードランドで開催された日野ハードエンデューロ(G-NET2018最終戦)の、今ではもう使われていないG-NET最終セクション「Finish Hill」(現在の「ヤブ坂」の隣あたり)の頂上で、高橋博と山本礼人による壮絶なチャンピオン争いがあった。最後の坂を先に登った方がチャンピオンというシーンだ。結局、その戦いは高橋博が制し、2020年怪我により欠場するまで、高橋の黄金時代は続いた。
画像: 2018年 HINO HARD ENDURO /Finish Hill 山本礼人

2018年 HINO HARD ENDURO /Finish Hill 山本礼人

そして2021年11月14日、舞台は3年前と同じ日野ハードエンデューロ。山本礼人がこのレースを制し、ついに自身初となるG-NET全日本ハードエンデューロ選手権シリーズチャンピオンを獲得した。

今年のG-NETは開幕当初、全4戦を予定していて、そのうち1戦が北海道のHIDAKA ROCKSだったこともあり、有効ポイント制をとっていた。この有効ポイント制とは、4戦のうちポイントの高い3戦の合計ポイントが最終獲得ポイントとなる。つまり1戦は欠場やノーポイントでも他で全部勝てばいいのだ。

画像: 2021年 CGC奈良大和ハードエンデューロ/優勝

2021年 CGC奈良大和ハードエンデューロ/優勝

コロナウイルスの影響でHIDAKA ROCKSが中止になったものの、特別選抜戦として用意された四国ラウンドを最終戦とすることで有効ポイント制は継続(この時点ですでに3月の開幕戦CGC奈良大和ハードエンデューロが終了していたため)。開幕戦、第2戦広島、そして今大会第3戦日野と3戦で優勝した山本は最終戦四国を待たずして年間チャンピオンを確定させた、というわけだ。

画像: 2021年ブラックバレー広島/優勝

2021年ブラックバレー広島/優勝

山本は現在26歳の若手だ。元モトクロスIAや元トライアルIA、さらには元ファクトリーライダーなど、レジェンドクラスの大ベテランが多数参加するこの全日本ハードエンデューロ選手権という舞台で、「MFJのライセンスは今年始めたばかりのエンデューロNBのみ」という山本がチャンピオンを獲った。

それではまずは今回の注目ライダーをおさらいしておこう。

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