AMAライダー御用達のヘルメットブランド「BELL」のオフロードシリーズ頂点にあるのがMOTO-10だ。そのお値段税込み12万1000円なーりー。ほんと高級品。でも、ちょっとよく考えてみて欲しい。最大の急所、頭を守るヘルメットなのだから……

BELL MX-9(¥28,600)を買ったところから物語は始まる

ある花粉が飛びまくっている春の日、僕はいつものように週末をエンジョイするため杉林の中にあるオフロードコースへ出かけた。考えていた以上に花粉はひどくて、ヘルメットのなかで大量のくしゃみをしてしまい、愛用していたFOXのヘルメットに匂いがこびりついてしまった。いい加減3年ほどかぶっていたこともあり、そろそろBELLにでも変えてみようと思ってBELLのMX-9に乗り換えたのだ。

画像: MX-9をライコランド柏店のオフロード用品担当、太田さんにフィッティングしてもらった。そのうちダートフリークオウンドメディアのRIDEHACKに掲載予定デス

MX-9をライコランド柏店のオフロード用品担当、太田さんにフィッティングしてもらった。そのうちダートフリークオウンドメディアのRIDEHACKに掲載予定デス

BELL
MX-9 MIPSソリッド
¥28,600(税込)

北米のヘルメットに慣れていた僕は、BELL MX-9を特に違和感もなく使用できていた。欧州のヘルメットのように軽くは無いけれど、必要十分な性能。風通りもよく、脳震盪を防いでくれるMIPS機能もついているから安心もできた。おまけに、BELLの場合はサイズ調整用のパッドがついてくるので日本人特有の頭の形にも合わせやすい。

ただ、BELLオフィシャルサイトのてっぺんに輝く「MOTO-10」の文字が脳内をちらついて離れなかったのも事実である。なんせ下田丈が被っているヤツ。MX-9が4つ買える値段だし、嫁に内緒にするにもちょっとヤバイ金額だが、物欲がふつふつとわき上がるのを抑えられそうになかった。

オフロードバイクをスポーツとして楽しんでいるので

花粉症よりもさらにパーソナルな話になるけどコロナ禍が始まった頃にKTMのモトクロッサーを買ったことがきっかけで僕はオフロードバイクを以前よりもスポーツとして楽しむようになった。最初はサーフィンの「いい波」を探すがごとく、「いい土」を探して気持ちいいライディングを心がけた。そのうち、FitbitやGARMINでラップタイムや心拍数を計れることを知り、タイムを詰めることが楽しくなった。めっちゃ遅いけど。

そうなると、これまでニーシンガードで通してきたヒザも、ニーブレイスで防御せざるを得ない。ぴょこっとしか飛べないジャンプもいつかひねるようになり……いや、なれるかはわからないけど、もしそうなったらヒザもひねるようになるだろう。こりゃあかん。PODにリミテッドモデルが出てるからこれを即買いしないとあかん。というわけでニーブレイスを10年以上ぶりに買った。

画像: アダム・シアンサルーロモデル。ニーブレイスに柄が入ってたって見えないじゃん? と思うなかれ。これ、なかなか所有感ありますよ

アダム・シアンサルーロモデル。ニーブレイスに柄が入ってたって見えないじゃん? と思うなかれ。これ、なかなか所有感ありますよ

POD
K4 2.0 AC
¥89,100(税込)

もちろん嫁はまさかヒザあてが10万円弱もするとは思っていない。

とにかく、安全にしっかりスポーツとしてモトクロスを楽しもう。40歳超えたから、装備をしっかり整えて無茶をしない。オトナのモトクロスをするのだ。10年前にしていたニーブレイスはどうにもヒザになじまなかったけど新しいK4 2.0はニーシンパッドとほぼ変わらない快適さ。スポーツ用品は進化するのだ。いつかそんな言い訳を並べ立て、僕は物欲の鬼と貸していた。

で、ふと気づいた。ヒザに10万円弱もかけながら、頭に3万円? たしかにMX-9はいいものだが、MOTO-10はMX-9の4つ分いいはずだ(←この時のIQも推定4くらい)。

気づいたらMOTO-10が届いていた

で、ある朝MOTO-10が我が家に代引きで届いちゃいました。

画像1: 気づいたらMOTO-10が届いていた

BELL
MOTO-10 スフェリカル
¥121,000(税込)

以前にもOff1.jpでインプレッションをお届けしたのだけど、今回はロングタームインプレッション。12万超えの威力は1日で理解できるほど浅くは無かった。使えば使うほどこれはスポーツ用であって、ツーリング用とはまるで違うものだと理解できた。

画像: 左がMOTO-10、右がMX-9。なんたってシルエットがカッコイイMOTO-10

左がMOTO-10、右がMX-9。なんたってシルエットがカッコイイMOTO-10

まず、みなさんによく聞かれる軽さ。フルカーボンなので、すっごい軽いんじゃないかと思いきやそこは売りじゃない。MX-9と比較するとさすがに軽いなと思うけど、スペック上は1.5kg台(Mサイズ比較)と両モデル大差ない。

mips

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画像: mipsが動くところ(BELL MOTO-10) youtu.be

mipsが動くところ(BELL MOTO-10)

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おもしろいのはMIPS。「脳震盪になりづらい」とか「内装が回転する」とかそういう説明で終わってしまうことが多いけど、これをみてほしい。内装が2層になっていて衝撃を逃がすために滑る様子が見て取れる。このMIPS、MX-9についているのはもっと薄い膜のようなものが滑る機構だ。MOTO-10のものはスフェリカルという進化バージョンで、しっかり内装そのものが動くようになった。この部分だけでもまったく違う機構になっていて、これでMX-9の1個分くらいの価値があるのかもしれない。

画像2: 気づいたらMOTO-10が届いていた

内装はアンダーウエアブランドのVIRUSが手がけたものが最初からついている。クールジェイドライナーと名付けられたもので体感温度で10度ほど下げてくれるという。加えて通気性がとんでもなく高く、装着地の涼しさはかつて経験したことのないレベル。熱がヘルメットにこもらないだけで、これだけライディングに集中できるとは! こういうのは、公道も走れるヘルメットでは追求しづらい性能だよね、雨のこととか考えなくちゃいけないし。

画像3: 気づいたらMOTO-10が届いていた

汗かきの自分は特にヘルメットを清潔に保ちたい……というわけでチークパッドは走行後毎回外して洗濯するのだけど、これがマグネットとなっている。普通のヘルメットのチークパッドって取り外すの少し面倒じゃないすか。これ、すっと取れて、すっと装着できる。有能。

画像4: 気づいたらMOTO-10が届いていた
画像: SCOTTにMOTO-10、これで下田丈レプの完成である

SCOTTにMOTO-10、これで下田丈レプの完成である

ヘルメットは公道のことを第一に考えた製品が多い。それ自体はとても大事なことだけど、スポーツ走行に振り切って贅を尽くしまくったBELL MOTO-10の快適さを知ってしまうと、スポーツライディング時には手放せなくなってしまいそう。

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