ルーマニアで開催される世界一タフなハードエンデューロレース「ルーマニアクス」に日本人5人が参戦。ゴールドクラスに山本礼人、佐々木文豊、ブロンズクラスに横田悠、岡庭大輔、奥卓也がエントリーしている。Off1.jpでは現地同行取材を敢行し、その様子をリアルにお知らせしていく

ゴールドクラスへ出場した山本と佐々木は、DAY2でレースを終了。DAY3からはトップライダーの走りをその目で見て研究しつつ、生き残っているブロンズクラス3人の応援に回った。

画像1: チームジャパン、ルーマニアクスへの挑戦vol.9「試練のDAY3、ゴールドトップライダーの真の実力を目の当たりに」

ランカの夜、寝る直前に星空を撮ってみたけど、三脚もリモコンも持ってきておらず、窓枠に置いて30秒シャッターだったため、拡大するとちょいブレ。とはいえ、日本ではなかなかお目にかかれない星空だ。

DAY3のライブマニアックス
"ブロークバック・マウンテン"の死闘

今年から導入された、ゴールドクラスが3周する難関セクション、ライブマニアックス。公式でライブ配信され、明確にその日一番の見せ場と言える。DAY1、DAY2では山本、佐々木ともにここでヤラレたと言っても過言ではない。

しかし、Off1.jp取材班は情報不足や渋滞の影響、様々なトラブルからその現場を押さえられていなかった。そのため、DAY3はまずライブマニアックスでのゴールドクラスの走りを生で目撃しよう、とレースを離脱した山本、佐々木をレンタカーに乗せ、DAY3のライブマニアックスである"ブロークバック・マウンテン"へと向かった。

画像1: DAY3のライブマニアックス "ブロークバック・マウンテン"の死闘

たどり着いたのが、こちら。この斜度、写真では伝わらないが、このセクションを見た山本が『DAY3走れなくて助かったかも……』ともらしたほど。さて、ここをトップライダーがどう攻略するのか、そのワザを間近で見よう、と3人で崖を登ろうとすると「Media Only」と言われ、取材班が1人で登ることに。

画像2: チームジャパン、ルーマニアクスへの挑戦vol.9「試練のDAY3、ゴールドトップライダーの真の実力を目の当たりに」
画像3: チームジャパン、ルーマニアクスへの挑戦vol.9「試練のDAY3、ゴールドトップライダーの真の実力を目の当たりに」

オフィシャルが「お前その靴で登るのか? 気をつけていけ」と言ってヘルメットを貸してくれた。実際に登ってみてわかったことだが、靴よりも短パンが危険だった。草をかき分けて登っていくのだが、その草にトゲみたいなのがたくさんついていて、足が傷だらけになり、さらにその傷の周辺がしばらく痺れていた。

画像2: DAY3のライブマニアックス "ブロークバック・マウンテン"の死闘

間も無く、ジャービスが登場。

画像3: DAY3のライブマニアックス "ブロークバック・マウンテン"の死闘

すぐ後ろにマニー。

画像4: DAY3のライブマニアックス "ブロークバック・マウンテン"の死闘

そしてタオ(Taodor Kabakchiev)。

画像5: DAY3のライブマニアックス "ブロークバック・マウンテン"の死闘

マリオ・ロマン。

画像6: DAY3のライブマニアックス "ブロークバック・マウンテン"の死闘

ウォークナー。

みんな恐ろしいほどにスムーズ! この様子はジャービスの動画をシェアしておこう。

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こんな感じなので、トップライダーによる"ブロークバック・マウンテン"はあっという間に終了したため、取材班はこの奥にあるブロンズクラスの観戦ポイントを目指すことにした。

頭を強打した横田、GPSを失った岡庭
ブロンズクラスは波乱の展開

画像1: 頭を強打した横田、GPSを失った岡庭 ブロンズクラスは波乱の展開

少し時間を巻き戻そう。ブロンズクラスは早朝にランカを出発したのだが、標高1600の高地にあることもあって、スタート地点まで一般道を使って走行する間は寒さとの戦いとなった。予め竹内氏(日本人唯一のルーマニアクス経験者/2018年・アイアンクラス)から情報を得ていた3人はレインウエアを装着して出発した。

画像2: 頭を強打した横田、GPSを失った岡庭 ブロンズクラスは波乱の展開

チームジャパンではiPhoneのアプリでそれぞれの位置を共有していたのだが、このセクションは電波が全く入らなかったため、ライダーの位置もわからなければリザルトでどこまで進んでいるかの確認もできず、しかし離れたら来るかもしれないので、離れられずという状況。最悪の場合途中でリタイアしていて延々と待ちぼうけを喰らう可能性すらあった。実は取材の裏側ではそんな待機時間ばかりで、このトヨタ・トラックでも2時間は待っただろうか。誰もこないのでそろそろ諦めて帰ろうか、と悩み始めた瞬間に奥が現れた。ここは全クラスのライダーが通るルートだったのだが、シルバークラスでも一度止まってしまうと苦戦するようなところを、さすがの一発クリア。

画像3: 頭を強打した横田、GPSを失った岡庭 ブロンズクラスは波乱の展開

その後、ゴールポイントに先回りしたところ奥はすでにフィニッシュしており、ほどなく、横田も到着。岡庭はまだレースを続行していた。DAY1、DAY2と景色を楽しみ、他のライダーを助けながら走っていた岡庭だったが、次第にタイムがギリギリになっていくのを感じていたため、DAY3はある程度のペースで進んでいた。ところが、終盤になって急にスローダウンし始めてしまう。車載用GPSの故障がその原因だった。フィニッシュの限界時間が迫っていた。

画像4: 頭を強打した横田、GPSを失った岡庭 ブロンズクラスは波乱の展開

こちらがDAY3リザルト。岡庭は約20分遅れて最後の最後でタイムアウト。

奥卓也
「普通に根っこの嫌らしいウッズやヒルクライムがあって難しいコースをいい感じのハイペースで走るのは、DAY2までと同じですね。ちょっとずつですが、難易度も上がってきている気がします。転んだりする難しさではないんですけど、押したりするので体力が削られます」

画像5: 頭を強打した横田、GPSを失った岡庭 ブロンズクラスは波乱の展開

横田悠
「今日は前半がとにかくキツくって、草むらに隠れていた丸太が見えなくて左足を強打したり、そのあとも丸太に引っかかって転倒してバイクから落ちた拍子に、頭を強く打ってしまいました。顔面から流血して頭も軽い脳震盪みたくなってクラクラしたのですが、ガッツで走りきりました」

岡庭大輔
「最後の方で転倒した際に運悪くGPSを壊してしまって、終盤はルートがわからず、コースにたまに貼ってある青い目印のヒモを頼りに走ってきました。それでも何カ所か完全にルートを見失ってしまい、山の中で正しい道を見つけるためにだいぶ時間をロスしてしまい、タイムアウトになってしまったという感じです。それでもまだ明日も走れるので、完走目指して頑張ります」

3人のブロンズライダーにコースの感想を聞くとやはり、長くて怖い下りが延々と続くとのこと。逆に登りは日本のようにヒルクライムが登れないと行けない、みたいなものではなくフィジカルで押し上げる系。正直、ブロンズクラスに出ている海外のライダーを見ていると、ハードエンデューロテクニックだけなら、多くの日本のハードエンデューロライダーは上回っているだろう。しかし、圧倒的なフィジカル、スタミナ、そして下りの上手さ。そのあたりが海外レースを完走するために必要なのではないか、というのが率直な感想だ。

画像6: 頭を強打した横田、GPSを失った岡庭 ブロンズクラスは波乱の展開

毎日ゴール地点で振る舞われるパスタ。ゴールドの2人はこの日初めて食した。毎日食べている奥に言わせると毎日味やクオリティが変わっており、この日のパスタが一番美味しかった、とのこと。

次はいよいよDAY4、ブロンズライダーの最後の挑戦が待っている!

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