現地時間6月10日(土)、アメリカ・コルドバ州のサンダーバレー・モトクロスパークにて、AMAプロモトクロス第3戦サンダーバレーが開催されました。
Monster Energy/Pro Circuit/Kawasakiから250クラスに参戦している下田丈の今シーズン最高成績は4位で、もう一つ順位を上げて表彰台を獲得できるかがポイントとなります。
予選ではジャスティン・クーパー、ハンター・ローレンスに次いで3番手。
中央イン寄りからスタートしたモト1、スタート直後に多重クラッシュが発生し、下田も転倒してしまいます。幸い小さな転倒で済んだのでマシンにもライダーにもダメージはなく、すぐに立ち上がってリスタート。25番手前後からレースを開始することとなりますが、そこから脅威の追い上げを見せます。
1周目で14番手まで順位を上げ、レース開始後10分経たないうちにトップ10までポジションを回復。レース中盤にはトップを走るクーパーよりも1秒近く速いラップタイムで周回し、5番手まで上がってきます。
計時終了30秒前には4番手を走るリーヴァイ・キッチンに追いつくとすぐに追い抜き、さらにその前を行くヘイデン・ディーガンに食らいついていきます。そして計時が終了しラスト3周時点でディーガンをパスして3番手に上がり、そのままゴール。クーパー、ローレンスに次ぎ3位に入り、今季初となる表彰台を獲得しました。
モト2ではオープニングラップを7番手で通過します。その後トップを走っていたクーパーの転倒があり6番手に。中盤ジャレク・スウォルを抜いて5番手、そして、4番手のジョードン・スミスをバトルの末にパスし4番手まで順位を上げます。
その後、単独走行を続けていましたが、計時終了後ラスト2周のところで、序盤に転倒で順位を落としていたクーパーが追い上げてきて、下田の後ろに迫ります。しかしそこから逃げてゴールを目指していた最終ラップ、下田はバランスを崩し転倒、7番手まで順位を落とします。更に最後ゴール直前、スミスとハンプシャーとの集団でのバトルでハンプシャーに先行を許し、8位でゴールとなりました。
レースはハンター・ローレンスが優勝し、2位にキッチン、3位にチャンス・ハイマスが入りました。
下田はモト1が3位、モト2が8位でオーバーオール4位、ポイントランキングでは首位のハンター・ローレンスと42ポイント差の4位につけています。
下田丈(Monster Energy/Pro Circuit/Kawasaki)
「全体的に良い部分も悪い部分もある日でした。フィーリングはとても良かったけれど、結果は全てを物語っているわけではありません。
モト1でやっと表彰台に上がれたことは本当にありがたいですが、モト2では失敗してポイントを失ってしまいました。
最近直面してきたいくつかのことを最大限利用できたと思うので、プッシュし続けてハイポイントで突破できるように頑張ります。」