実は、今年のISDE(インターナショナル・シックスデイズ・エンデューロ)参戦はこれまでと大きく違う意味を持っている。目標をシングルフィニッシュに掲げているほど、トロフィーチームのライダーの平均レベルが高いことも一つの理由だが、トロフィーチームとクラブチームが一緒に参戦計画をたて、「チーム・ジャパン」としてのサポート体制がこれまでになく充実している点に注目したい。
※今年のISDEトロフィーチームについてはこちらを参照のこと。
6日間を走り切るために必要なサポート体制
![画像: オーストラリアのパドック](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2019/08/09/1f54739a0875c11a7b658ddc901f5c8a78b286b7_xlarge.jpg)
オーストラリアのパドック
ISDEのワールドトロフィーは国別対抗戦。参加する国はそれぞれ国ごとに大きなテントを張り、各国のホーム感溢れるパドックを作り、万全のサポート体制を作っている。
![画像: ヤマハのサービスを受けて走る、鈴木健二と内山裕太郎](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2019/08/09/e869f270941f632b17dec5f6f86f8a3c72974567_xlarge.jpg)
ヤマハのサービスを受けて走る、鈴木健二と内山裕太郎
対して近年の日本チームはどうだったかと言えば、例えば2017年のトロフィーチームはライダー4人にメカニックが2人、チーム監督、メディア2人という少人数で、現地のメーカーのサービスを受けてパドックは持っていなかった。