G-NET全日本ハードエンデューロ選手権をご存知だろうか? 日本でもっとも難しいエンデューロのシリーズ戦であり、このレースを完走することは全ハードエンデューロライダーの第一目標と言っても過言ではない。このレポートを書いてくれているFUNAI RACINGのメンバーも、例に漏れない。

底を尽く体力…ギリギリの中での助け合い

画像: 底を尽く体力…ギリギリの中での助け合い

次に登場するのが、PIPE LINEというセクション。去年の写真などSNS等で見たことがある人も多いと思います。沢を遡上し、アイアンロードの下を通っている水路用の巨大なパイプの中を通るセクションです。

画像1: Photo by 飯塚勧

Photo by 飯塚勧

パイプに入る前のあたりは沢の幅も狭く、岩のステアになっている箇所もあり、渋滞ポイントでもありました。連日降り続いた雨で水量も多く、水で川底の路面が中々把握しにくい状態です。

このあたりからライダー同士の助け合いも多く、自分も前の人が引っかかっているのをヘルプし、代わりに自分の番では助けて貰うなど、ハードエンデューロならではと言った光景がありました。

PIPE LINE自体も水量が多く「濁流じゃん。」と思うほど。入り口は地面とパイプに段差があり、それが水によって見えなくなっているのでフロントを上げつつ進入しないといけない感じでした。そして意外と天井が低い。殿様マウントのGoproをかすめながらなんとか進みます。

画像2: Photo by 内田裕也

Photo by 内田裕也

PIPE LINEを抜けたあとも岩が大きめの沢区間が少し続きます。このあたりも、普段からガレの練習をしていればさほど気にすることもない難易度かとは思いますが、この時点でかなり体力を消耗しているライダーが多かった気がします。自分も例に漏れず、登りや下りで何度もひっくり返ったりしていました。

その後一瞬だけウッズ区間を走るForestというセクションがあります。北海道らしい一面の笹の中のシングルトラックを走り、最後に岩がゴロゴロしたちょっとしたヒルクライムを登ります。水量の多い場所を走った後なので、ご褒美セクション的な趣がありました。

Forestを通過してCP-3のチェックとなり、全行程のおよそ半分です。

画像: 自分たちが写っている写真がなかったので、FUNAI RACING特別顧問のオカニーさんがHELL’S GATEに挑んでいる様子。 Photo by 飯塚勧

自分たちが写っている写真がなかったので、FUNAI RACING特別顧問のオカニーさんがHELL’S GATEに挑んでいる様子。
Photo by 飯塚勧

次のセクションはHELL'S GATEという名の沢登り。予選で走ったアイアンロードからも見える位置にあります。前日の予選日にチラ見した際には、本戦時よりも水量が多かった為か、ただ単に”滝”でしかなく、その滝にコーステープが張られていたことに非常に困惑しました。

実際に本戦で辿りついた際には、昨日ほどに水量はなかったものの、前走者がひっくり返ったりしながら渋滞を織り成しており、名前の通りかなりの墓場感がありました。

SUPPORTED BY

ヤマハのサイトはこちら スズキのサイトはこちら ホンダ ​​ KTM ハスクバーナ・モーターサイクルズ GASGAS FUMA+1のサイトはこちら Technix j1 j1

SPECIAL THANKS

ポカリスエットのサイトはこちら アライヘルメットのサイトはこちら

This article is a sponsored article by
''.