![画像1: 下田丈スーパークロスデビュー前夜「今までの3倍くらい濃密なトレーニングを積んできた」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2020/02/15/7979b34af78e5163ecfcdb1da82d741f6c094fd5_xlarge.jpg)
Off1.jp編集部が今の体制になる前から、ロレッタリンへ取材に行き、プライベートトレーニングを密着し…この日を待ち望んできた当編集部。令和の怪物、と呼ぶべきか。昨年のAMAモトクロス、ユナディララウンドからプロデビューした下田丈が、いよいよAMAスーパークロスに明日デビューする。北米のメディアも報じているように、ジェット・ローレンスと双璧の2020ビッグルーキーとして認識されていて、シングルフィニッシュか、はたまた5位以内なのか、ポディウムまでいってしまうのか…? と注目を集める。
![画像2: 下田丈スーパークロスデビュー前夜「今までの3倍くらい濃密なトレーニングを積んできた」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2020/02/15/7e24f1fe71fc486a8706fd12186f239a5670d39b_xlarge.jpg)
パワーランク8位、下田丈の注目度
スーパークロスアカウントが発表している「パワーランク」では、下田丈は8位。このパワーランクは、いわばネット上の予想屋で、広く様々なスポーツで面白がられているもの。10位のジャレク・スウォルは2019年ロレッタリンで総合優勝したライダーだが、下田より下の格付けだ。周囲の関係者に聞くところ、だいたいやはりシングルフィニッシュは期待できるというコメントが多い。
オフシーズンの成長率が、ハンパじゃない
C・セクストン、J・マーティンと同タイムのスピード
![画像: 右、ジェフ・ワード。7タイムスチャンピオン](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2020/02/15/70937af94447e4db4b0f41ce25c18b7494afa55e_xlarge.jpg)
右、ジェフ・ワード。7タイムスチャンピオン
2020シーズンを迎えるにあたって、下田丈のトレーナーはAMA7回の優勝を誇るジェフ・ワードに変更された。本格的なキャリアを歩み始める下田にとって、このオフシーズンこそいわばはじめの一歩。スーパークロス開幕の1月まで、ウエストなのかイーストなのかわからなかったものの、イーストデビューになったことがプラスに働いた。1ヶ月半ほど準備期間が増えたからだ。
![画像: ふざけてみせる丈。余裕がありそう](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2020/02/15/fdf8c5f17ac72c7f2ff57ee9ddfe5ac00197b0e0_xlarge.jpg)
ふざけてみせる丈。余裕がありそう
ワードとのトレーニングは、西海岸で進められた。「フィジカルトレーニングが多かったですね。下半身だけでなく、全身しっかり鍛えました。時間数はそこまで多くなっていないかもしれないけど、それまでよりも3倍くらい濃密なトレーニングをしてきました。たとえば、マウンテンバイクはそれまでに週1回だったのが週3回になりましたね」と下田は言う。それをそばでみてきたメカニックのキャメロンも「日を追うごとに、スピードが身についているのがわかったよ。だから、マシンのセットアップもどんどん変わっていって大変だった」と言う。
![画像: サンディエゴのミリタリー・アプリシエーションと同じように、ここタンパはセント・ジュード(地元タンパの慈善団体)をテーマにしたラウンド。ガイコは、スペシャルグラフィックで臨む。下田のマシンについては後日。お楽しみに!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2020/02/15/d5c60a4819fcf70baedbda3a4ecea2f2ce99f7bf_xlarge.jpg)
サンディエゴのミリタリー・アプリシエーションと同じように、ここタンパはセント・ジュード(地元タンパの慈善団体)をテーマにしたラウンド。ガイコは、スペシャルグラフィックで臨む。下田のマシンについては後日。お楽しみに!
ワードが言うには「JOEは、スピードが強みだよ。今は、マーティンや、セクストンとトレーニングトラックであれば同タイムで走ることができる」らしい。下田も「あくまでトレーニングトラックですけどね。レースになったら、当然わからない」と話す。ともあれ、スピードがあるということは駆け引き次第でいくところまでいける、ということだ。