リザーバータンク無しのTec1.1からはじまり、リザーバータンクを装着した5.1へと進化してきたテクニクス製リプレイスメントショック「Tec」シリーズ。以前よりテストされていた、さらなるハイエンドバージョン「5.2」がいよいよリリースされた。メカニカルに進化し、さらなる激しいライディングへの要求に応えてくれるものだけど、それに加えて林道走行にもおすすめできる付加価値があるのが、この最新作。

画像: 足回りをガチで改善、セロー250の新たなファイナルアンサー「Tec-5.2」

Technix
Tec-5.2 Performance shock

¥98,000(税別)

リアショックにおいて、過大な負担のしわ寄せが来るのが、オイルだ。減衰力を生みだす機構はご存じの通り、オイルが細かい油路を通る抵抗を利用するものだが、負荷がかかるとオイルが熱をもってタレてしまう。簡単に言うと、減衰しなくなってしまうのである。だから、高性能なリアショックにはほとんどリザーバータンクがつくのが現代のオフロードバイク事情だ。

画像: 全日本エンデューロを激走する、セロー250 with 鈴木健二

全日本エンデューロを激走する、セロー250 with 鈴木健二

つまり。過大なショックが、長時間にわたってかかるようなライディングをするなら、リザーバータンクが欲しくなってくる、というワケ。ツーリングでも、10kmくらいの林道をちょろっと走るレベルでは無く、ガレた林道を延々走るような道程が好きなライダーには、うってつけである。5.1から5.2への大きな変更点は、その圧側の減衰調整を高速・低速の2パターンでセッティングできるように進化したことだ。

高速・低速をセッティングできることの利点

高機能なサスは、セッティングをしてこそ意味がさらに深くなってくる。

ざっくり言うと、サスペンションはバネの反力と、ダンパーの減衰力を調整できる。バネの反力は、バネ自体を変えない限り変わらないが、ダンパーは調整機構がついていれば、工具一本でいつでも変えられる。その減衰は、ショックを受けたとき(圧側)、バネの反発力で戻るとき(伸側)の2つに分けられていて、どちらも調整できるものを「フルアジャスタブル」と呼ぶのが通例だ。

画像: リザーバータンクにつく、赤いアジャストボルトが高速。青が低速

リザーバータンクにつく、赤いアジャストボルトが高速。青が低速

この5.2は、そこからさらに、現代のモトクロッサーと同様に、圧側を「高速・低速」の2パターンでセッティングできる。圧・伸ですら難しいのに、スピードの概念が加わるとさらに混乱しそうだが、さらにざっくり言うと「でかい衝撃は高速、ちいさい衝撃は低速」だ。だから、モトクロスジャンプは高速。林道などのギャップは低速が「効く」ことになるわけだ。

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