これまで多くのトップライダー達の熱いドラマを生み出してきたJNCCの開幕戦が、今年も大阪のプラザ阪下で開かれ、馬場大貴が勝者となった。レース中盤までは渡辺学との一進一退の攻防が続くが、最後の勝利を分けたのは、「35秒」の壁だった。
今年こそ王座を狙う、開幕戦のライバルは渡辺学ただ1人
![画像1: 今年こそ王座を狙う、開幕戦のライバルは渡辺学ただ1人](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2021/03/19/6d440118f3bb268805b48696b904e0a6e0de7242_xlarge.jpg)
JNCCの絶対王者・渡辺学に阻まれ、なかなかチャンピオンに手が届かなかった馬場大貴。2019年は3位、2020年は2位と徐々にランキングを上げていき、今最もチャンピオンに近いライダーの1人だ。
「毎年言っているけど、今年こそチャンピオンを狙っていきます。そのためには学さんと健二さんを超えて行かなきゃならない。そのために開幕戦から勝って良いペースでシーズンをスタートしたいですね」と話す。今回鈴木健二はG-NET出場のためJNCCは不在となった。
![画像2: 今年こそ王座を狙う、開幕戦のライバルは渡辺学ただ1人](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2021/03/19/e6f2fc644aeb88309bb3e258a86175f262eaffe4_xlarge.jpg)
馬場はホールショットを決め、先頭に立つ。ところが、2周目で丸太セクションを失敗してしまいエスケープへ、これが大幅なタイムロスとなり6位でチェッカーを受け3周目へ。その隙に渡辺学が1位に立ち、その後ろを田中教世が追う展開に。
![画像3: 今年こそ王座を狙う、開幕戦のライバルは渡辺学ただ1人](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2021/03/22/3589714bd3dc9f86d963c4e609f2daf20b3b2fc8_xlarge.jpg)
田中はそのまま2番手を走っていたが、丸太セクションで失敗しエスケープへ。その隙に馬場が2番手に。「丸太も他のライダーでラインが埋まっている事があったので、そういう時は最初からエスケープを選ぶのも戦法としてアリでしたね」と田中。
![画像4: 今年こそ王座を狙う、開幕戦のライバルは渡辺学ただ1人](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2021/03/19/7399689706369a772c2872f9886b51dc541a40db_xlarge.jpg)
2位に戻った馬場は渡辺にプッシュをかけ続け、中盤には1位に立つも渡辺のプレッシャーは振り払えず、一進一退の攻防が続く。トップ争いが大きく動いたのはレース終盤であった。