みなさんバイク乗ってますか? 41歳ちょい腰痛持ちなOFF1編集長のジャンキー稲垣は、ぼちぼち月2くらいで乗っているので腕試しにJNCCに出てみました〜
画像: ジャンキー稲垣

ジャンキー稲垣

エンデューロ大好きおじさん。JNCCには20代の頃身の程知らずにもCOMP GPで参戦したこともある。近年は(今年は開催されていない)トライクラスのみエントリー。現愛車ヤマハYZ125

鈴木健二さんがディレクションした22’ YZ125を借りる

参戦してきたのはJNCCの第6戦神立スノーリゾート。実は稲垣は一度も取材したことのないラウンドなんだけど、参加者の評判がものすごくよかったのでついエントリーしてしまった。関越トンネルを抜けるとばばーんと広がる湯沢の街から車で5分、バブル期にオープンした神立スノーリゾートへ到着。とにかくホスピタリティがしっかりしていて、神立スノーリゾート内にある温泉施設「神の湯は」一緒にいったウチの子供たちが「あれは神だ! 神の湯だ!(そのまま)」と叫び倒すくらいいい温泉だった。サウナスキーの僕からしてもとてもいいサウナ室がありました。聞けばJNCCの開催前日のみ特別に開けてくれるらしい。素晴らしい。

画像: ここはCOMP GPしかのぼらないけど、神立の今年のイメージって言ったらこれです。やらせろ坂

ここはCOMP GPしかのぼらないけど、神立の今年のイメージって言ったらこれです。やらせろ坂

あと神立は米がめっちゃうまい。地元のスーパーで買った3合ずつの小分けされたこしひかりをキャンプ用羽釜で炊いたら、とんでもないうまさで前夜にしっかりカーボローディング(きつい運動前は炭水化物をしっかり食べることで体にエネルギーをため込むといいらしい)できた。湯沢の街は観光しがいのあるすてきな温泉街だし、人気があるのもうなづける。神立のレースに出るってことは、ちょっといいリゾートに遊びに行くようなもんだと思っていただきたい。ついでにレースに出る。そんなかんじ。環境が良すぎるよ。

画像: こめうめーまじうめー

こめうめーまじうめー

今回の参戦にあたってとてもお世話になったのは、おなじみ鈴木健二さん。この参戦企画にちょっとスパイスを加えるため、ヤマハの試乗車をお借りすることにしたのだ。お借りした新型YZ125はテクニクスでサスペンションをクロスカントリー向けにモディファイしてあって、リアホイールは18インチ。なお編集部でも新型YZ125を所有しているんだけどこちらはまんまスタンダード。個人的な感想を言わせてもらえば、新型YZ125はめっちゃ走るバイクなんだけど、自分にとっては低中速のレスポンスがとんでもなく鋭すぎる。1周3分のモトクロスコースにいくと、3周目までしか集中力がもたないほどで、さらには高回転まで天井なしに伸びていく。そりゃ気持ちよすぎて2ストラバーなら昇天間違いなしのエンジンなんだけど、前述したとおり3周目までしか持たないワケ(※編集部注:個人の感想です)。そんなバイクでJNCCを走ったら、1周持たずにあきらめちゃうこと間違いなしである。ヤマハからお借りした鈴木健二モディファイドYZ125も、エンジンはスタンダードらしい。事前に「マイルドな方がいいので、こっそり2023年モデルのYZ125Xにしてくださいよ、えへへへ」と懇願しておいたのだが「いいから乗ってみ? 全然走れちゃうから」という健二さんに押し切られる形でスタートの列に並んだのだった。

画像: ちわっすってサツアイいったらタイヤ交換していただいていた……恐縮至極。エルツコンビです

ちわっすってサツアイいったらタイヤ交換していただいていた……恐縮至極。エルツコンビです

なんだこのYZ125、まじで走れるじゃん

だまされたつもりで乗ったYZ125は、本当にだまされてんのかと思うくらい乗りやすかった。そもそもまたがった瞬間にサスペンションがじわっと沈み込んで、足つき性がまるでスタンダードと違う。テクニクスによると「3cmローダウンのサスペンションも用意してありますが、今回はスタンダードと同じです」と言うのだけれど、明らかに足つきがいい。しっかりバネレートをあわせてサグを出したバイクってのはこういうもんなのか。さらにはエンジンが全然走りすぎないのだ。疲れてくるとコントロールがシビアになる低中速がものすごくマイルドだった。移動路でわかるくらい乗りやすいのだ。これを試乗車に出したら、こういう乗りやすいバイクだと思っちゃうよなぁ。全然ちがうのよ。スタンダードと。

画像: これが、お借りしたYZ125。テクニクスサスペンションが、ほんと素晴らしかった

これが、お借りしたYZ125。テクニクスサスペンションが、ほんと素晴らしかった

開けまくれる乗りやすいYZ125でゲレンデを爆走できると思うと、もうスタート地点に並んでいるだけで気分が高揚しまくった。ゲレンデのヒルクライムを125ccで全開くれて走れるなんて、想像するだけで脳みそがとろけてしまう。この組み合わせなら、もしかしたら表彰台なんてのもありえるのかも……とか思い始めたりする。参戦しているのはFUN GPのDクラス。これ、JNCCでもっとも参戦しやすいクラスで「あまりに走れたらクラス違いってかんじでいやだよねぇ」とか勝手に思っていた。

ところが。神立はそう甘くはないのでした。1コーナーを曲がったあとすぐに軽いキャンバーになっていてまずそこでビビる。そしてその後は延々続くガレセクション。「ちょっとガレあるよ」って誰か言ってましたっけ。ちょっと? いやいや……コース全体の1/3くらいガレに感じるわ。全開のヒルクライムは2カ所でそこは本当に気持ちいいんだけど、登った分は下らなきゃいけない。この下りは開催3年目ということもあって延々続くギャップが作り上げられている。まったく走り方がわからないし、スタンディングで脚がどんどん疲労するし、たくさんの知り合いのライダーにさくさく周回遅れにされていった。同じYZ乗りのウィメンズ近藤さんや、FUN GPのトップクラス岩井さん、YZ85でダブルエントリーしている鉄人キッズの渡辺ケイタくん。おかしいだろそのスピード!

画像: GARMIN経由でLitProってアプリをつかって計測したラップサマリー。99ってのは理想値ですね。4周目以降はタイムもわるいし心拍数に真面目さがないよね

GARMIN経由でLitProってアプリをつかって計測したラップサマリー。99ってのは理想値ですね。4周目以降はタイムもわるいし心拍数に真面目さがないよね

見ていただくとわかる通り、ちゃんと走れていたのは3周目まで。4周目からは消化試合でいつ終わるんだろうって時計ばかり見てた。たぶん自分のスタンダードセッティングそのままのYZだったら1周持たなかったと思う。ぐだぐだになりつつもテクニクスのサスペンションには何度も助けられた。魔法の絨毯のようだなんて言うつもりはないんだけど、下りのギャップでおもいっきりスロットルのタイミングがずれて前転しそうになるような場面でもすっとバイクは収束してくれるし、フープスなのかな? って連続したギャップでもどういう風に動くのかがとてもつかみやすい。斜めによじれるような怖い振られ方は一度もなかった。ただただ人間のほうがぐだぐだでした。はい。

画像: PHOTO/のふ@nofpekex_12

PHOTO/のふ@nofpekex_12

※10回くらいしつこく健二さんに「エンジンはスタンダードなんですか?」と聞いても、スタンダードだという返事しか返ってこない。後日同じジェッティング(MJ 160、SJ 58、ニードル上から2段目)にしてみたらさらに過激になった。足回りがいいとエンジンのフィーリングすら変わって感じるのか、そういうもんなのか、そういうことにしておこうじゃないか

画像: 渡辺ケータくん。おかしいでしょはやすぎでしょ

渡辺ケータくん。おかしいでしょはやすぎでしょ

阿蘇ですよね、やっぱ

画像: 阿蘇ですよね、やっぱ

FUN Dクラス内で41位、全6周。FUN GPのトップクラスは10周まわってるんで、まぁ簡単に言うとトップの半分くらいのスピードしか出てないことになる。なんかしょっちゅう見かける人がいるな、と思っていたけどあながち間違いじゃなかったよね。毎周ラップされてたわけです。しかしFUN GPってすごく走りやすくなったなって思いました。最上級のFAクラスとFDクラスのレベル差が激しいし、本格の人ばかりでパッシングされるのも怖いなって思ってたんだけど、みなさんとてもお優しい。まるで置いてあるパイロンを避けるかのように、やさしくふわっと抜いてくださる。

レース後5日経ってこれを書いているのだけど、せっかくならもっとシーズン通して走りたい欲がめっちゃ出てきた。JNCCは楽しい、それはわかってたけど再確認した日でした。美味しい“地のもの”を食べてキャンプして、朝からアスリート気分でスタートに立って。結果はどうあれ自分を少しだけハードなところにおいて追い込む楽しさは、何にも替えがたいのだ。日常にスパイスが欲しいと思ったら、JNCCに出たらいいよって僕はアドバイスしたい。新卒で弊社に入社した元全日本モトクロスライダー(レディスクラス)の伊澤女史にも、毎日のようにJNCCに出ようと話している。

残り3戦のうち、仕事の取材日程とかぶっていないのは、最終戦阿蘇だけ。てか阿蘇ってすばらしいよね。出るしかなか。

画像: 老猫しずくを同行して神立へ参上しました

老猫しずくを同行して神立へ参上しました

SUPPORTED BY

ヤマハのサイトはこちら スズキのサイトはこちら ホンダ FUMA+1のサイトはこちら GOSHIのサイトはこちら DIRTFREAKのサイトはこちら KTMのサイトはこちら Technix

SPECIAL THANKS

ポカリスエットのサイトはこちら アライヘルメットのサイトはこちら

This article is a sponsored article by
''.