現地時間7月15日、アメリカのミネソタ州のスプリングクリークMXパークにて、AMAプロモトクロス第7戦が開催されました。

シーズンも折り返し、後半戦がスタート。前戦で今シーズン初のレースウィンを果たして調子を上げているMonster Energy/Pro Circuit/Kawasakiの下田丈、去年オーバーオール2位を獲得しているこのサーキットでの活躍に注目が集まります。

画像1: 下田丈、ホールショット&ダブル表彰台獲得。ランキングは実質3位タイへ浮上

予選総合6位で決勝を迎え、モト1をイン寄りからスタートした下田はスタートで勢いよく飛び出し、ホールショットを取るとそのまま後続をどんどん引き離して独走体制に入ります。

レース中盤には2番手以降と6秒差まで差を広げた下田でしたが、その後ろから、序盤8番手から2番手まで追い上げてきたハンター・ローレンスが迫って来ます。ハンターはラスト6分までに6秒あった差を縮め、下田の真後ろまで追いつきますが、なかなか下田を捉えきれずに時間が経過します。ラスト2周のところで、コーナーで2台が接触し、下田の立ち上がりがわずかに遅れたところでアウト側にいたハンターが下田をパス。ハンターはそのまま引き離しながら走行して優勝、下田丈は惜しくも2位に終わりました。

続いてモト2。ハンター・ローレンス、リーヴァイ・キッチンに続き3番手でファーストコーナーに侵入した下田ですが、その後ジャスティン・クーパー、ライダー・ディフランチェスコに抜かれ、5番手に下がります。

しかしその後ディフランチェスコを抜き返し再度4番手に立つと、そのまま前のキッチンに迫っていきます。レース中盤、バトルの末にキッチンをパスして3番手まで順位を戻し、そのまま引き離して以後単独走行に。

計時終了後、ホールショットからトップを独走していたハンターが転倒し後退、クーパーがトップに立って優勝。下田もハンターに迫りますが、わずかに追いつかず、3位でレースを終えています。

画像3: 下田丈、ホールショット&ダブル表彰台獲得。ランキングは実質3位タイへ浮上

下田は2-3でオーバーオールでは3位と今季最高位タイを獲得。ポイントランキングはAMAの公式表示で4位。ポイント数は3位のRJハンプシャーと並び、トップと20ポイント差。実質的に下田は3位タイへ浮上したことになります。

画像: americanmotocrossresults.com
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そして、このラウンドのオーバーオール5勝目により、ポイントランキングトップは再びハンター・ローレンスに。ポイントリーダーの赤ゼッケンをつけて挑んだヘイデン・ディーガンはモト1ではコースアウトし5位、モト2ではスタートで出遅れ8位と、苦戦したレースとなり、ランキングは2番手となりました。

画像: Pro Motocross 250 Class Highlights | Spring Creek National 2023 youtu.be

Pro Motocross 250 Class Highlights | Spring Creek National 2023

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