現代のダカールマシンを、CRF450RALLYから見る
巨大なツインエンジンを駆る、大陸冒険時代は終わりを告げ、現代のダカールマシンは2011年から450ccまでの排気量に制限されている。今回は、ホンダが誇るファクトリーマシンCRF450RALLYを題材に、現代のダカールマシンを解剖してみよう。
車高は高く、そして長い
現代のオフロードマシンの基礎となるのは、450ccクラスのモトクロッサーだ。97年のYZM400Fを皮切りに、それまで2ストロークだったモトクロッサーが各メーカーで一斉に4ストへと舵を切る。それまで作り上げてきた骨格や基本構成を受け継ぎながら、次第に現モトクロッサーへと進化を遂げてきた。
CRF450RALLYの場合、24年ぶ...