トライアンフ、モトクロッサーの旗艦「TF 450-X」を世界初発表
昨年トライアンフが初めてモトクロス450クラスに送り込んだ「TF 450-RC(リッキー・カーマイケルシグネチャーモデル)」は、特別仕様の“レーシングコンプリート”として位置づけられたモデルでした。量産車というよりも、デビューイヤーを彩る先行投入機の性格が強く、いわば「2025年型」としての役割を果たした存在です。実際、RCはモトクロス世界選手権やAMAスーパークロスといった最前線での開発とレース投入を前提に企画され、性能を優先した仕様にまとめられていました。トライアンフにとってRCは、450クラスへの参入に必要な最初の実験であり、シーズンを通して改良を重ねるための“プロトタイプ的量産機...