セクション1をDNF。予選はギリギリ6位でストレート通過した氏川だった。決勝、前半のセクション2〜4をわずか1ポイントで快走している。
![画像2: 紛れもない世界レベルの妙技](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2019/05/27/35488b5041495edc208ce583caccd016cc98f729_xlarge.jpg)
後半のセクションは、2〜4を折り返して逆走。トライアルを知り尽くした藤原家の設定は妙味に溢れ、難易度はさらに上がる。第6セクションで前転。大きく5点を失うものの、第7セクションは1ポイントでおさえて4位で終えた。守りの走りではないからこそ、そのミスも大きなものになるのだろうか。大器が育ちつつあることを感じる。
![画像: 基本、ライン上にはベニヤ。加速区間には金網が敷かれてグリップを確保。トライアルを知り尽くす一家だからこそ設計できるスペシャルコース](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2019/05/27/17434634dbd017f84a6e64fa953081ed7f720d0a_xlarge.jpg)
基本、ライン上にはベニヤ。加速区間には金網が敷かれてグリップを確保。トライアルを知り尽くす一家だからこそ設計できるスペシャルコース
競技は全日本ではないこともあって、見応えのある難易度設定だった。当然世界レベルのトライアルライダーが揃う日本であり、IASクラスでも決勝は8人まで絞り込むことで、難しいコースにできる。
6連覇の小川友幸、ヤマハのエース黒山健一、そして野崎史高がトップ3を形成しているのだが、彼らをしてクリーンとはいかないのが後半の5〜7セクションだった。特にセクション6の斜め丸太へのアプローチは、オフロードバイクに乗ったことがあるモノであれば、「うーむ」とうなりたくなる玄人好みの難しさ。2018年ランキング4位の柴田暁が、これをクリーンしてシティトライアルジャパンにおいての勢いを持続させ、2位に。
![画像3: 紛れもない世界レベルの妙技](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2019/05/27/4018227132616b450361b4a5b129b529774e6dbe_xlarge.jpg)
小川友幸は、セクション6に続いて7でも5点。これが響いて3位であった。