2020年10月25日、日本のハードエンデューロ史に新たな1ページが書き加わえられた。「CROSS MISSION 新居浜〜シコクベルグ〜」だ。会場を提供した西日本砕石株式会社、そしてコースレイアウトと主催を務めた石戸谷蓮が、SNSを中心とした広報活動に力を入れた結果、なんと日本ハードエンデューロでは類を見ないエントリー総数300台超え、観戦者数600人超え、スタッフやメディアを含めて1000人を超える規模のイベントになった。

G-NET王者奪還に向けて弾みをつけた水上泰佑

画像1: G-NET王者奪還に向けて弾みをつけた水上泰佑

新居浜の海を眺める山頂で、水上はこの日二度目の雄叫びをあげた。

「とにかく、こんな伝説のレースの、初代チャンピオンになれたことが嬉しいです。実はコースの難易度はそんなに高くなかったですね。僕が結局1時間で完走しちゃってますから、いつも出ているG-NETや、前に出場したCROSS MISSION桑田山の方が、だんぜん難しかったです。本当のエルズベルグ・ロデオも、耐久レースに見えて実はスプリント的な要素が大きくて、とにかく速く走って前に出ないと渋滞に巻き込まれて、進めなくなってしまうんです。そういう意味でも、とても似たレースでした。

ただ問題は、初レースであまり人が走っていないせいで、動く石がいっぱいあることでした。これはもちろん蓮(石戸谷)が狙っていたところだと思いますけど、トップを走るほどその動く石に悩まされる。僕はもともと追い上げのレース展開が好きなので、途中からZEROや森さんに先に行ってもらう作戦を取りました。

僕はゼッケン5番ですけど、森さんは180番だったので、これはもう実質的には森さんが優勝ですよね。ZEROもさすが、しばらく実戦から離れてたはずなのに、めちゃくちゃ上手くて、頭上を飛び越えられた時なんて「カッケー!」って叫んじゃいました。

僕の本番レースはあくまでG-NETなので、来週末の日野ハードエンデューロに向けて弾みをつけられたのが、よかったですね。先週のブラックバレー広島ではライバルのアヤトに負けてしまってましたので、いいイメージのまま最終戦に臨めます」

画像2: G-NET王者奪還に向けて弾みをつけた水上泰佑

「もちろん1番を目指して走っていたんですが、スタートが180番だったので、ちょっと厳しかったですね。でもなんとかトップグループに追いついて、一時はトップを走っていたんですが、最後の最後でミスしてタイスケくんに抜かれてしまいました。コースはロックもヒルクライムもとてもスケールが大きくてとても楽しく走ることができました。応援してくださったみなさまや、この大会を開いてくれた主催や運営のみなさま、どうもありがとうございました」と森。

画像3: G-NET王者奪還に向けて弾みをつけた水上泰佑

「応援してくださった方、ありがとうございます。今日はもちろん勝つつもりで来たんですけど、3位という不甲斐ない結果に終わってしまったので、また来年やらせてください。よろしくお願いします」とZERO。ゴーグルからわずかに覗く目がイケメン。

画像4: G-NET王者奪還に向けて弾みをつけた水上泰佑

シコクベルグ、ゴール地点でトップ5。左から1位:水上泰佑、2位:森耕輔、5位:佐々木文豊、4位:山本礼人、3位:ZERO

最終的に、おそらく石戸谷の予想をはるかに超えたであろう74名がゴール。4時間というレース時間が長かったのか、コースの難易度設定が少し甘かったのか……。本場のエルズベルグ・ロデオでも、完走者の多い年と少ない年が交互にくるという。もしかすると来年のシコクベルグは急激に難易度を増して完走者一桁のレースになるかも!?

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